社員が日常的に行う業務・仕事の単位です。職務の成果責任を果たすために具体化した個々の業務となり、このタスク(課業)を担うのが各職務となります。
JOB Scopeでは、「タスク一覧」にて、部門の役割や目標達成、業務遂行するめに必要なタスクを洗い出して作成します。部門業務を包括的に実施するために、 ジュニアレベルの実務内容のタスクから、シニアレベルの高度なタスク、さらには部門管理レベルの管理業務のタスクまでをカバーする設定が重要です。
タスク作成のポイントとしては、職務をイメージしてタスクを考えるのではなく、部門業務を遂行する上で必要なあらゆる業務や仕事を洗い出すことです。部門ごとに登録したタスクは、別途マトリクス表で俯瞰しながら各職務にタスクを設定します。
タスク(具体的な仕事)
部門業務を遂行する上で必要な取り組み項目としてタスクを設定します。タスクは部門業務の実務から部門内の管理業務まで包括的に検討してください。
例えば、システム開発部門の実務であれば、「システム開発とユニットテスト」や「仕様書や設計書作成」などがあります。管理系のタスクであれば、「新入社員教育」や「成果目標管理」などの管理タスクを定義します。いづれにしても、部門運営に必要なタスクを包括的に洗い出す必要があります。
成果責任
上記タスクに対する成果責任を設定します。タスクの成果責任は、タスク実現するために中期的に果たす責任、あるべき姿を定義します。例えば、タスク「新入社員教育」に対する成果責任は「新入社員に対する当社ビジネスや価値観の理解や部門目標の定着」などとなります。
期待されること
期待されることは成果責任に対して、達成すべきレベル(水準)を記載します。例えば上記の成果責任「新入社員教育」の期待されることは「新入社員入社後3ヶ月以内に、当社ビジネスと戦略目標、システム開発部門の業務を説明し知識の定着を図る」などとなります。