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1on1ミーティングとフィードバック

働き方が多様化した今こそ、上長と部下が接する頻度を増やす事が重要です。その為に1on1ミーティングを定期的に実施しましょう。

評価は大きく二つの軸があります。一つは行動評価、他方は業績(成果)評価です。

 今日、働き方が多様化しテレワークが一般的になりました。これまでのように同じオフィス内で一緒に働いているのであれば、行動を評価するのは比較的容易でした。他方、同じ空間や時間を共有しない多様化した働く社会においては、行動が見えない分、成果偏重になりがちです。

 勿論、社員の仕事の成果や業績を評価する事は重要である点は言うまでもありません。しかし、会社組織は成果ばかりでなく、仕事のプロセスも重視します。

 例えば、社員に対して「新商品を開発する事」が期待される成果とした場合、同時に成果を出すプロセスにおける期待行動も重要です。例えば、「チームで協力しあって革新的なアイデアを出し合って開発を進める」「競合商品の情報を十分にリサーチした上で企画する」などです。このような期待される行動が伴わないで成果だけを追い求めると単に新商品を開発することだけが目的となり、競合に打ち勝つような革新的な商品開発にはならない事もあります。

 そこで、期待される行動も社員成長の評価項目としなければなりません。ここで重要となるのが1on1ミーティングです。

 

1on1の仕組み化

1on1ミーティングでのポイントは以下です。

  • 上長と部下のコミュニケーションが増えると、上司が見てくれているという信頼感が醸成されます
  • 部下とのコミュニケーションを通じて、フィードバックポイントを把握しやすくなります
  • 心理的な安全のためには、上司は傾聴に重点をおいて課題や不安を聞きましょう
  • フィードバックはあくまで本人に気付きを与える機会とし、答えを出来るだけ与えないようにします
  • 部下が建設的に課題の改善に向けて自発的な行動ができるように支援します